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名前のないあそび

こんにちは!たいきです。

運動会は終わりましたか?僕は今日最後の運動会のお仕事を終えました(^^♪

子どもたちが頑張っている姿とキビキビと動く先生方はいつ見てもかっこいいな!と感心しています。運動会も終わったので今回は体操教室のお仕事とは別にやっているお仕事をちょこっと紹介します。


幼児のお子様を対象に数名のグループを作って「子どもたちの遊びを観察する仕事」をしています。


ざっくり説明すると、子どもたちの遊ぶ姿を観察して、1人ずつの遊び方のクセや相手との関わりなどを普段の園での様子を照らし合わせて、担任の先生と共に子どもの様子を多面的に捉えようとする試みです。


ホールの真ん中にエアマットを置いておくだけのシンプルな空間に、少なくて3.4人、多いと5,6人の子どもたちが自由に遊びます。


僕は基本的には影をひそめてこどもたちの動きや言動を観察しています。


子ども同士で関わりが多い日もあれば少ない日、仲良い時もあればケンカが絶えない日もあります。危険がない限りはケンカしても基本的には止めません。


ケンカしても止めないのは、ケンカの最中にどういう行動を取るのか、終わったあとはどういう関わりをするのかを観察したいからもありますが、1番僕が期待しているのは、ケンカ中やケンカ後に発生する遊びが見たいからです。


例えば、新しい男の子がグループに入ってくると男の子たちは高確率でマウントをとりにきます。言葉ではなく、ちょっかいをかける。捕まえてみる。上に乗ってみる。本人たちはマウントとろうと思ってやっている訳ではないですがそういう行動になりがちです。


そうなると、マウント取られている側は最初はニコニコしてても段々嫌になってきて、逃げ出します。逃げたら追いかけられます。


段々と追いかけっこのような流れになって繰り返し行っていくと遊びになっていきます。そして、マウントも徐々に減って良い感じに収束していきます。収束したらちょっと仲良くなっています。


あえて名前をつけるならば「なぜか追いかけられる追いかけっこ」です。


この一連の流れが遊びの始まりで名前の無い遊びの誕生です。この瞬間が面白い!


好きな事をして没頭する遊びもあるし、追いかけられたりする嫌な事から回避しようとして遊びに変換し昇華させていくのも遊びの一つです。


そういう子どもたちの姿を僕の視点で「こういう姿面白いですね」「以外にこういう一面もあります」などクラス活動では見えにくい一面などをお話させてもらっています。


そういう自由な関わりの中で、限りなくシンプルな空間で遊びを自分の為に作って誰かと楽しさを共有する事や、人がやっている遊びに興味を持つ事をそれぞれのペースで楽しむ場所を作っています。


先生方や子どもたちから週に1回の活動を楽しみに待ってくれていると聞くと僕も嬉しいです。


今は何かと多機能な玩具や教材が多くあり、保育の現場でも多くの素材や感覚、脳への刺激を促す素晴らしい玩具と触れ合っていると思います。でも、時々は引き算の考え方で何もない所から遊びを作る経験も必要だよなぁ。としみじみ思います。


例えば、机を机として見るだけじゃなく、遊びの場面で机の下を這いつくばって「洞窟探検だー!」とか言って楽しむ子どもも出てきたら面白いし、子どもたちの見えている世界が垣間見えると嬉しくなります。


以上、僕の仕事紹介でした^_^最後までお読み頂きありがとうございました!最近、たいき先生のブログ読んでます。と言って頂ける機会があり嬉しいです。ありがとうございます。

寒暖差ある季節ですので皆様ご自愛ください。

バイバーイ!



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