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執筆者の写真くろのたいき

キャンプで感覚を取り戻す



2023年度夏のキャンプの申し込みが始まりました。今年はどんな子どもたちとの出会いがあるか楽しみです!


educareのキャンプの醍醐味はまず少人数制である事。大型バスで行くような団体ではなく、多くても10人程度少なければ6,7人程度の少人数プログラムです。


コロナ禍に入り大人数でのプログラムが難しくなった事から少人数制が始まりましたが、少人数にすると幅広い学年が一つのまとまりになり、アットホーム感が増していきます。

また、リピーターの子たちにとっては少しベテラン感を出してリーダー的な動きも出来ます。各々自分を発揮しちょっとした大家族のようなキャンプになります。キャンプで大切にしている事は下のブログにまとめてありますので良ければ読んで下さい。




タイトルの感覚を取り戻すとは何なのか?これが今年のキャンプのテーマであり、今の子どもたちや大人たちにも必要な事だと思っています。自然体験やキャンプを教育の一環としてよく使われ「自然を大切にする視点」や集団生活による「協調性、社会性の育ち」が期待されています。ただ、キャンプなどは期間が決められておりキャンプが終わったあとの生活にどのような影響を及ぼすかというと、正直微妙です。ゲームが大好きな子がキャンプに参加したあと家に帰ってゲームしなくなるかというとそんな事はなく、むしろ2日間ゲーム出来なかった反動が来る事もあります。


じゃあ、キャンプは子どもたちにとって意味ないのか?

それは教育的観点からもっと大きい視点で考える必要があります。


なぜそれを考えるようになったかと言うと、毎月行っている自然体験ツナグで一日プログラムで体はかなり疲れているはずなのに、何故か気持ちと身体がリフレッシュしたような気がしていて、それを僕は勝手にランナーズハイのように「ツナグハイ」と呼んでいました。また、登山アプリyamap創業者の春山慶彦さんが何かの対談で「ビジネスでシビアな選択をする時には必ず山に登って思考をクリアな状態にする」と発言されていたのを聞いて何となくつながってきました。


そもそも、自然体験や自然の中で遊ぶ事は、教育的な付加価値を与えるものよりもむしろ、元々人間が持っている感覚や情緒を呼び戻す事に近いのかもしれないと。


だからやっぱり自然体験や宿泊を伴うキャンプは僕は必要だと思うし、そういう事にきちんと目を向けた活動を行っていきたいと思います。


自然に興味なくても、虫が苦手でも、外泊した事なくても構いません。自然に近い所で遊ぶ事で、人間が本来もっている感覚を取り戻そう!


7月の末のプログラムは2泊3日で長野県に行きます。毎年大きな自然を体感して欲しいと思い企画しています。今年は日本有数の高層湿原があり、景観も素晴らしい栂池自然園に行きます。テント泊ではありませんが、普段見る事がない経験を子どもたちに感じてもらいたいです。昨年の長野県プログラムの様子は下のブログから見る事が出来ます。




ちなみに7月8.9日のキャンプは岐阜県養老にある割と街に近いキャンプ場です。テント泊初めてのお子様やアウトドアクッキングに興味があるお子様にピッタリです。キャンプ場のとなりには子どもの国があり大きな公園で遊ぶ事も出来ます。どちらも申込み始まっていますので、参加希望の方はお早めに申込みお願いします。






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