子どものテレビゲーム時間についての個人的な見解。
僕はテレビゲームが大好きです。仕事柄キャンプや運動指導しているのでゲームあまりやらないと思われがちですが、子どもと一緒にゲームやったりしています。
ゲーム遍歴は
小学生低学年の頃はアクション系にハマる
ストリートファイターⅡやドンキーコング2,スーパーマリオワールドなどを友達の家でみんなでやる事が楽しみで生きていました。
高学年になるとポケモンが登場します。僕は少し遅れてポケモンをプレイした派なので、ピカチュウ版というトリッキーなバージョンをプレイしたのを覚えています。そして、RPGにも少し興味を持ち「聖剣伝説2」の攻略本を友達から借りて、穴が開くぐらい読み込んでいました。
そのまま中学生になり、プレイステーション、任天堂64という機会が登場してからは、学校から帰ると友達の家に行き、スマブラをひたすらやり家に帰ってからはプレステでFF(ファイナルファンタジー)をやってましたね。
僕と同じ世代(30代前半から半ば)ぐらいの男性なら共感していただけると思います笑
ウチにはゲームは1日1時間という決まりがあったので、学校のゲーム猛者たちには到底及ばず、自分のペースで楽しむスタイルでした。1日1時間って短い!!RPGだと上手くセーブポイントが現れると良いのですが、いきなりボス戦になった時にはいかに親にバレずにゲームやるかという謎の戦いが現実でも起きていましたね。今振り返るといい思い出です。
高校生になった時にゲーム時間の制限が撤廃されて自由となった僕は、案の定ひたすらゲームをやりまくりました。もっとゲームやりたい!という気持ちが反動となってたくさんゲームしました・・・
なので、「時間制限をしてもゲーム欲は減少しない」と思っています。ただ、昔は今でいうマインクラフトのような世界を創造し楽しむゲームはほとんどなく、作られた世界の中で楽しむ、製作者の意図した遊び方の範疇を超える遊び方はしないのが普通だったので、親からみたら「無駄な時間」に見えていたのはしょうがない気がします。
今から25年前ぐらい前はゲーム時間を制限し、他の習い事(塾、スポーツ等)を優先した方が子どもたちの将来を見据えた時の時間の使い方としてよかったのかもしれません。同級生や知人でゲームを仕事にしている人を聞いたことないので、やはりゲームに対して時間を使わせ過ぎないのは良い判断だったと思います。
しかし、今世界は急速に変わり始めています。教育分野でいうと、コロナ禍をきっかけにPCやタブレットが一人一台支給される「GIGAスクール構想」が始まり、ICT教育やプログラミング学習の必修化など急ピッチで準備すすめられ実施し始めました。ここ2,3年でタブレットやPCはおもちゃ扱いではなく教育に欠かせない存在になりつつあります。
また、facebookが社名をMetaに変え、「メタバース」というバズワードが世間を賑わしております。VRの技術開発や3DCGの進化もこれから目覚ましく進歩していく中でプログラミングが出来るだけでは生きていけない時代がやってくるかもしれません。
少し話が大きくなりすぎましたが、本当に何が起こるか分からない時代に突入しています。大人は子どもたちが夢中になっている事をよく理解し、その本質を知った上で、容認するのか、制限するのか、管理するのかを決めていけば良いと思います。
ゲームを一括りにして時間制限する事は僕はあまりお勧めしません。
ゲームの種類を知り、必要に応じて制限するのが良いと考えています。
①ひたすら対戦を繰り返すゲーム(フォートナイト、スプラトゥーン等)
②物語の主人公になって、物語を進めていくゲーム(FF,ドラクエ、RPG、シミュレーション系)
③世界を創造し自己実現するゲーム(マインクラフト、あつまれどうぶつの森等)
僕としては①は長時間やった場合、負けが込んでくるとストレスが溜まってくるので、バトルが終了した時に違う事を提案したりします。ただ、どうやったら勝てるか?負けない戦い方など、戦略的な思考を持つには効果がある場合もあるので、楽しめている間に一緒になって考える事もあります。プレイ時間は30分ぐらいで十分かな?という印象です。スポーツと感覚は近いです。
②は基本決まった物語に沿って進んでいるので、僕としては映画やドラマを見る感覚と近いのかなと思っています。1時間もあれば十分かと思います。ただ、RPGの場合「やり込み要素」があってドラクエで言うと強くなるための職業を全部網羅する必要もないのに、全部の職業を極めてみたり、「小さなメダル」というアイテムをたくさん集めて貴重な武器や防具をわざわざ入手したりします。コレクター気質が強かったり、完璧主義な人は大好きな要素です。男性に多いかもしれないですね。知らない人からしたら無駄な時間かと思いますが、トコトンやり込めるのは完全に才能です!!自分が興味もった事を楽しみながら掘り下げる事が出来る能力は生き抜く為の武器になります。
ただ、そういう人はプレイ時間などに縛られたくないので永遠にやり続けます。ごはんとかいらないレベルでやり続けてしまうので、きちんと時間で制限してあげた方が良いです。ウチはトコトン掘り下げる力をつけたいという場合は、制限なしでもよいかもしれません。
③は僕は基本制限なしで良いと思っています。マイクラとあつもりは自由に設定できる自由度が全然違うのでマイクラの方がやりたい事を実現できる可能性が高いです。マイクラの場合には、プレイヤー自身が目的を持たないと成立しない世界なので、遊びのアイディアやひらめきがなくなったら自然にやめると思います。派手なアクションゲームやバトル要素のあるゲームに移っていく事が多いです。逆にマイクラをずっとやっていられる子がいたら、遊びのアイディアがかなり豊富か、もしくは何かを建造しているんだと思います。その建造物でどうのように遊ぶのか、じっくり観察してください。予想ですが割と面白い事をやっているんじゃないかと思います。
しかし、マイクラでも友達を自分のワールドに招待して、戦い始める事があります。そうなった場合には、それはもう①のゲームとあまり変わらないのでご注意を。
という風に、ゲームといっても色々な種類があり楽しみ方も異なります。
制限するのは簡単ですが、子どもの世界をよく観察し理解する所からはじめてみませんか?
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